顎関節症と噛み合せ(まみあわせ)

かみ合わせってこんなに大事

更新日 2012.5.9
   
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かみ合わせってこんなに大事

こんにちは。西村育郎です! 
このページでは私の著作本で「かみ合わせってこんなに大事」というものがありますが、その内容をほぼ全て下記に書き出しました。
本の内容がほぼそのままですので少しWEBサイト上では読み辛いかもしれませんがご了承ください! 

また、実際の本「かみ合わせってこんなに大事」をPDFファイルにして無料公開していますので無料ダウンロードのページからご自由にダウンロードしてお読みくださって結構です。
読むのは本そのままのPDFファイルを印刷してのほうが断然読みやすいと思います。

◆かみ合わせってこんなに大事◆

あなたが今、お手に取られているのは、院長の私が作っている「オリジナル小冊子」シリーズの2作目です。

わたしたちの医院ではO-リングテストや整体を使って治療をしたり、気功を活用した治療をしたり、あるいは 患者さんの歯だけではなく、肩こりや頭痛、全身の痛みまで取り去ってしまったりと、一般の歯医者さんではしていないようなことも、色々行っています。

そんな当医院にお越し下さったあなたとあなたの大切なご家族のためにかみ合わせがどれほど体にとって大切なことであるかをわかりやすく書いた本を作りました。           

診療の合い間に、患者さんのことを思いながらコツコツ書きました。
お読みになって、お役に立てて下されば幸いです!          

第1章

肩こり・頭痛は歯医者で治る?

ある日の診療室……。
いつも元気でニコニコした、患者の山本さんが入って来られました。

山本さん「おはようございます」

西村院長「あっ、山本さん。おはようございます。
どうぞ、椅子におかけ下さい」

山本さん「先生、いよいよ今日で治療も終わりですね」

西村院長「ええ! 今日は上の奥歯にかぶせを入れますからね」

山本さん「ありがとうございます(ああ〜やっと終われる♪)」

**********

西村院長「はい。お疲れさまでした。かぶせが入りましたよ。
高さはいかがですか? まだ高いでしょうか?」

山本さん「大丈夫、だと思います」

〜山本さんの心の声〜
(でも、少し高いような気もするなあ。
今まで歯がなかったところに入ったから、
余計にそう思うのかなあ。うーん、こんなものかも?)

西村院長「はい。では今日で治療が終了しました。次回、もう一度かみ合わせの最終チェックをさせて下さい。
一度でかぶせがうまくフィットするとは限らないので、調整させていただきたいのです」


山本さん「でも、これから仕事が忙しくなるので、……また、使っていて気になったら来ますから」

〜山本さんの心の声〜
(えーっ。せっかく終わったと思ったのに、また来なきゃいけないの? もういいよ!)

西村院長「しかたがないですね。でも、無理しないでくださいね。かみ合わせが少しでも高かったりすると、肩がこったり、あごが痛くなったりすることがありますからね。

ちょっとでもおかしいなあと思えば、必ず私のところに来て下さい。『ちょっと高いけど、慣れるかな?』という風にガマンしてはいけませんよ!
「では、また4ヶ月後、検診にいらして下さい。お待ちしております」

「山本さん「わかりました。そのときは、またお願いします」

**********

そして1ヵ月後……。
山本さんが、再び来院されました。

西村院長「山本さん。どうされましたか?」

山本さん「それが先生。最近、肩こりと頭痛がひどいのです。
今まではほとんど肩こりなんてなかったのに……。
仕事がいそがしいせいでしょうか。

西村院長「では、肩こりの原因が何か診てみましょう。……ふ〜む、どうやら一番奥のかぶせが少し高いようですね。
少しけずってみましょう」

山本さん「ええっ、またけずるんですか?」

西村院長「そんなに不安そうになさらないで下さい。
大丈夫、ほんのわずか、軽くけずるだけですからね」

山本さん「えーっ。こわいなあ。……あれ? 先生、もう終わり?」

西村院長「はい。これだけですよ」

山本さん「ホントに少ししかけずらないんですねえ。でも、……アレッ?」

と、山本さんは肩をぐるぐる回し始めました。

山本さん「軽い!先生、肩のコリがすーっと消えてしまいました。それに、心なしか目もパチッと開いて、見え方もスッキリしています。なんで? なんで?」

西村先生「山本さん、実はあのときのかぶせ、少し高いなぁと思いながら、ガマンしていたのではないですか?」

山本さん「先生、実はそうなんです。でも慣れると思って」

西村院長「それはいけませんね。わずかでも妥協しては駄目ですよかみ合わせというのは、口の中だけの問題ではなく、全身の健康に密接な関係があるんですから。

ですから、今のようにほんの『ひとこすり』しただけで、頭痛や肩こりが治ってしまうでしょう。こういうことは、実はよくあることなんですよ」

山本さん「本当に、驚くほど、肩こりが消えてしまいました。接骨院やマッサージに通ってみたのですが、そこでは全然治らなかったのに」

西村院長「そうでしたか。それは少し遠回りされましたね。
歯のかみ合わせが原因で体調が悪くなっているのに、別の病院に行っても治るわけがありませんからね。でも、よくあることなのですよ。

たとえば、『耳鼻科に行っても、耳が痛いのが治らない』とおっしゃる方の原因が、左の歯ばかりで噛んで食事をしていたことだとわかったり、『整形外科に通っているのに、ずっと手が上がらない』『レントゲンを撮ったり、注射を打ったりしているのに全然よくならない』とおっしゃる方の原因が、実はあちこち歯が抜けているせいだとわかったり……」

山本さん「そんなこともあるんですか? でも、なぜ?」

西村院長「たとえば、歯医者で右の歯を治療している間、反対の、左でばかり噛むクセがついてしまったりしますよね。
そうすると、アゴの位置が、左にズレてしまうんです。

結果、どうなるかというと、今度は耳が痛くなるんです。アゴの関節と耳は近いですからね。そこで患者さんは、あわてて耳鼻科に駆け込んでしまうわけですが、……それで治ると思われますか?」

山本さん「うーん、多分、見当違いなんじゃないかなあ」

西村院長「そのとおり! その患者さんは、私の医院でかみ合わせを調整して、いくら治療中でも
左右両方の歯を使って噛むようにご指導したところ、耳の痛みはすぐに消えてしまったんです」

山本さん「へぇ〜! そう言えば、私もここしばらく、こちら側のアゴが痛かったような気がします」

西村院長「それは、左右に入れたつめものの高さが微妙に違っていたからですね。ほんのわずかでも片方が高いと、
もう片方のアゴが痛くなったりするのです」

山本さん「そんなこと、意識したこともなかったなぁ。
じゃあ先生、肩こりや腰痛、神経痛、頭痛…・・・
どんな痛みでも、歯を治療したらよくなるんですか?」

西村院長「ハハハ。それは診てみなければわかりませんよ。
まず私は『歯の治療をすることで治るかどうか?』
・・・・…を直感的に見ます」

山本さん「ふーん。でもそれは、どこの歯医者さんでも皆ができるわけじゃないでしょう? 長い経験がある
西村先生だからできることですよね?」

西村院長「そう言えるかもしれませんね。次に私は『O‐リングテスト』というテストをします」

山本さん「『O‐リングテスト』、以前、やっていただきましたよ!
確か自分の親指と人差し指で輪を作って、
それを先生に引っ張ってもらうと、合う薬がわかるちょっと不思議なテストですよね」

西村院長「わかるのは薬の合う・合わないだけではありませんよ。

たとえば、手が上がらないことで悩んでいた
患者さんの場合でしたら、O-リングを使って
『どこを治療したら手が上がるか』を調べることも
できます。

実際にたった一ヶ所だけ、O-リングテストで
わかった位置をけずったら、フッと手が上がったのです」

山本さん「へえー! それじゃあ患者さんも嬉しいやら、
びっくりするやら、でしょうね」

西村院長「まさにそのとおりでね。『えーっ、なんで? 嘘みたい!今まで苦労して整形外科に通っていたのは、あれは
何だったんだろう』、大ハシャギされていたのですよ」

山本さん「そうは言っても、手が上がらない、肩がこる、と
思ったときに『そうだ、歯医者に行って治してもらおう』……という発想は、ふつう、ありませんからねぇ」

西村院長「それが私には残念でならないのですよ。
もしも歯と全身との関係がこれほど深いと知っていたら、
高いお金や無駄な労力を払って、治りもしないのに
お門違いの病院に行ったりしないですむのになぁ、と」

山本さん「そうそう。
最初に整形外科に行ってみるまではいいとして、
そこで『アレ? 治らないな』と思ったときに
『じゃあ、歯医者に行ってみよう』という発想があれば
いいのですがね」

西村院長「整形外科の先生が、
『歯が原因のようだから、歯医者に行ってみなさい』と
アドバイスしてくれたら、この方はこんなに
苦しまなくてもよかったのに、と思うと悔しくなります。
もっと多くの人に歯のことを知っていただきたいです」

山本さん「のどもと過ぎれば痛みを忘れる、っていいますけど、
歯のことなんて痛みがあるときにしか考えませんから」

西村院長「歯医者に対して苦手意識があるのかもしれませんが、
やはり数ヶ月に1度は、何もなくても定期検診を受けたほうが体のためですよ! 
何しろ、全身の健康は歯でかなり変わってきますから!」

山本さん「わかりました。そうですね。
これからは歯医者さんのことを、『虫歯を治す人』では
なく、『全身の不調を改善してくれるホームドクター』のように考えてみましょう!」

西村院長「そのとおりです。では次は、
どこも痛くなくても4ヵ月後ぐらいにお越し下さい」

山本さん「はい。痛くしないでくれるなら来ますよ(笑)」

西村院長「大丈夫ですよ。もう二度と、どこも痛くならないように、『予防歯科』というものがあるのですからね!」


第2章

肩こり・頭痛は歯医者で治る?

また何日かたって……。
今日の一人目の患者さんは、小学生のお子さんを連れた、松田さんという女性患者さんです!

松田さん「先生、今日はこの子を診てやって下さい」

西村院長「おや、風太くん。今日はどうしたの?」

松田さん「それが先生。この子のイビキや歯ぎしり、ひどいんです。
子供なのに、おかしいでしょう?」

風太くん「ズルッ、ズビズビ……」

松田さん「あらあら、風太、また鼻がつまっているの?
ほら、ティッシュを使いなさい」

西村院長「ふむ。風邪じゃなくて、慢性的な鼻づまりですか?」

松田さん「そうなんです。鼻血もよく出すし、鼻が弱いのかしら。耳鼻科に通わせて薬を飲ませているのに……」

西村院長「お母さん。それはもしかしたら、歯のかみ合わせが
原因かもしれませんよ」

松田さん「ええっ?」

西村院長「風太くん、あーんしてごらん。そうそう。やはりそうだ。お母さん、風太君の鼻づまりは、右の鼻だけじゃないですか?」

松田さん「え、ええ。そうですけど。なぜわかったんですか?」

西村院長「かみ合わせの低い側が、鼻づまりになりやすいんです。
ですから、少し低い部分を高くしてやって、左右の高さを合わせるだけで、鼻づまりが治ることもあるんです」

松田さん「まあ。じゃあ先生、診てやっていただけますか? でも何回も通わなければならないのでしょうね?」

西村院長「いいえ。O-リングを使った診断をして、ほんの少し治療するだけですから、診断はほんの1分。治療もあっという間ですよ」

**********

西村院長「どう、風太君? 鼻はまだつまっている?」

風太くん「ううん。大丈夫」

松田さん「まあ、先生、こんなことってホントにあるんですね。
ありがとうございました」

西村院長「歯のバランスの大切さがおわかりいただけましたか? お母さんもまた何かあれば、相談して下さいね」

松田さん「そうですか? 先生、実は私、むし歯はないはず
なんですけど、かんだら歯が痛んだり、
重い感じがするんです。いつもいつもではなくて、
たまにだし、近所の歯医者さんに診てもらったところ
どこにも異常がないと、と言われたんですが」

西村院長「それはかみ合わせの問題かもしれませんね。
松田さん、どちらか片方のアゴが重く、
肩がこっていませんか? また頭痛などは?」
松田さん「実はあります。先生、やっぱり私の歯、悪いんでしょう?
かんだら痛むところ、けずって下さい」

西村院長「うーん。なるほどね。確かにふつうの治療では、
痛むところはけずってしまうのだけれど、
松田さんのような症例では、けずっても、
アゴの重たさや頭痛は解消しないと思いますね。

いや、むしろひどくなるでしょう。

なぜならば、松田さんの症状は、
かみ合わせが低いために生じているからなのです」

松田さん「では先生、どうやって治療していただけるんですか?」

西村院長「けずるのではなく、痛んでいる歯に、お薬をプラスして少し、高さを上げてやるのです。このお薬は、ほんらい、むし歯につめるお薬なので害はありません。この治療を行うと、かんだときにしっかりかめるようになりますよ。ちょっとやってみましょうか」

松田さん「はい。是非お願いします」

西村院長「では、O-リングテストから始めましょう」

***********

西村院長「さあ、できましたよ。いかがです?」

松田さん「先生、アゴや肩が楽になっています。痛みも消えました」

西村院長「ね?」

松田さん「すごいわ。先生、ありがとうございました。
やっぱり西村歯科に来てよかったです」

西村院長「どういたしまして。ところで風太くん、すっかり大きくなりましたね。もう小学校に上がったのかな?」

風太くん「1年生だよ!」

西村院長「そうかい。お母さん、風太くんはちゃんとイスに座って食事していますか?」

松田さん「えっ? あ、はい」

西村院長「風太くんの足、ちゃんと地面についてますか?
ブラブラしていませんか?」

松田さん「えっ、それは、まだ子供ですから、イスが高くて足は
ブラブラさせていますが……」

西村院長「それはいけませんね。足が地面についていないと、
かむのに力が入らないし、安定しないですよ。
足の下に電話帳でも置いて、きちっと足をつけた状態で
食事できるようにしてあげて下さい」

松田さん「はい。わかりました」

西村院長「それからね、食事中はホントはテレビはつけない方が
いいんだけど、どうしてもテレビを見ながら
食事をするのなら、テレビに対して、顔が正面を
向くようにテレビを置いたらいいですよ。

テレビを横目で見ながら食べる位置なら、
テレビのある側の歯ばかりを使って
食べるクセがつきますからね。

そんなことをしていたら、当然、
かみ合わせも悪くなってしまいます」

松田さん「なるほど〜」

西村院長「それと、寝るときにも気をつけてあげて下さい。
うつぶせで寝たり、不自然な姿勢を続けていると、当然、かみ合わせは悪くなりますから。

生活習慣って大切ですから、
これはお母さんが教えてあげて下さいね?」

松田さん「知りませんでした。今日から気をつけようね、風太」

風太くん「ハーイ」

西村先生「うん。いい子だね!」


――こうして、松田さん親子は帰って行かれました。
これから、お医者さんも、そして患者さんも、もっとかみ合わせの重要性について気付いてくれるといいなと思います。

これからも時々、定期検診でかみ合わせをチェックして下さい。

最後までお読み下さいまして、ありがとうございました。

それではまた、診療室でお目にかかりましょう!

著者プロフィール

●西村 育郎(にしむら いくお)
●生年月日 昭和27年8月14日
●群馬大学工学部化学工学科卒
●愛知学院大学歯学部卒
●平成7年 西村歯科開業
●所属学会 国際歯周病内科学研究会会員・噛み合わせと全身との関連を考える会会員青龍整体法会員・床矯正研究会会員・No.1 Dentist Club Japan, Golden Fellowship

西村歯科3つのこだわり
歯から体全体をなおす治療
いつも笑顔の優しいスタッフ
顕微鏡を使っての歯周病治療        

●住所 大阪府堺市福田868-1
●電話・ファックス 072‐239‐1518
●ホームページ http://www.nishimura-shika.com
●メールアドレス web@nishimura-shika.com

平成18年4月1日初版発行・定価300円(消費税込み)
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